 |
|
 |
 |
1995年1月の阪神・淡路大震災によって崩壊した歴史的建造物である寺院の大屋根の修復工事。江戸時代より約280年間浄土真宗本願寺派の寺として、この地域での信仰を集めてきたこの覚円寺本堂の大屋根修復工事では本堂の小屋組を解体し、新たな小屋組を組み、屋根を葺き直すという工事で、予算上の問題から素屋根をかけずに施工されました。 |
 |
 |
 |
|
|
 |
|
 |
 |
大屋根の瓦と鬼瓦
お寺の堂々とした外観の偉容は、美しい反りをもつ大屋根によって象徴されます。本工事の屋根の瓦葺きは寺院建築としては一般
的な本瓦葺きで、鬼瓦や本瓦葺きの軒先につける丸瓦の瓦当には浄土真宗、本願寺派の紋章である下がり藤の文様を浮き彫りにしたものが使用されました。
鬼瓦は屋根の棟の端を飾る装飾用の瓦ですが、中国、朝鮮、日本などでは魔除けの意味で用いられてきたため、大きな角のついた鬼面
つけていたところから鬼瓦という名前が一般化したものです。火災から家を守るということで水の字や桃の実などの印をつけて飾りにしたり、各種の文様が使われたりします。覚円寺の鬼瓦の上部には3つの円柱が付いておりますが、これは経典の巻物を表しており、浄土真宗の場合この経の巻型がよく使用されます。 |
|
|
 |
|
|
|
|